ブログお引っ越し・マスターのお庭
2009/08/10

新しいページに移動いたしました。ジャンル別にニュースで、不定期更新いたします。どうぞこちらでお楽しみくださいませ。マスターのお庭

うまいビール Made in U.S.A
2009/07/31

この夏から[世界のビールを味わおう]と題したキャンペーンが始まっております。例によって独善的に集めた各銘柄のビールを、皆さんに味わってもらおうというふれこみ。
ビール好きの皆さんにはなかなか好評でした(です)。
6月シリーズ第1弾はアメリカ。
この国のビールは?と訊ねると、
「なんたってCOORS BUDWEISERだし、あの味がアメリカだ」。
という方がほとんど。
今回用意した銘柄は
MICKEY  HENRY WEINHARD  PRANQSTER  ANCHOR STEAM  ANCHOR PORTER  ANCHOR LIBERTY ALE  LONG HAMMER  SAMUEL ADAMS  BROOKLYN LAGER  BIG WAVE  FIRE ROCK  LONGBOARD  TSUNAMI
まだ他にも取り寄せたいものがありますが、キリがないので今回は諦めました。
人気はBROOKLYN LAGERやSAMUEL ADAMS BOSTON LAGER。GUINNESSのようなANCHOR PORTERはSTOUT好きにはかなりの人気でした。
淡色系のビールだけと違いアメリカにも濃色・濃醇系ビールがあること。
叉、それらがみな旨かったことも印象のようでした。
BROOKLYN LAGERはニューヨークの地ビール。大手メーカーに対抗し、かの禁酒法以前の製法を復活したという「うんぬん」にも好感あり。

参考までにアメリカのビールの歴史をみてみましょう。
 
1620年、信仰の自由を守るためにイギリスを船出した清教徒が、当初の目的地であるバージニアに行かず、途中のマサチューセッツのプリマスロックに上陸したのは、航海用ビールの不足からだったといわれている。
アメリカ最初のビール醸造所はそれより早く、1587年、バージニアに建てられた。
イギリス移民に続いてドイツ移民が増え、彼らが多く移り住んだウイスコンシン領(後に州)の中心地ミルウォ−キーは、アメリカのビール名産地として現在でも有名だ。
お国柄から巨大企業が多いが、近年はマイクロ・ブルワリーと呼ばれるミニ醸造所や、ブルー・パブと呼ばれる小醸造所を併設したパブが人気を集めており、味わいの多様化を促している。          (世界の銘酒辞典 講談社 1996年度版)


アメリカのビールが終了すると次は「イギリス・アイルランド編」。
ご期待の程。


  

6月 リンリン会 淡路島を走る W
2009/06/23

 「どうした?]。
思わず笑ってしまったが、よく見ると目がうつろだ。
倒した自転車を起こすのもシンドそうだ。
体も脳もくたびれてしまったのか。
否、ろくに休憩もしなかったので、くたびれさせてしまった。
鍵をかける必要もないのに、無意識でかけたのも「疲れ」。
トラックがすり抜けるあの狭い道を、よく事故しなかったものだ。
休憩のため日陰を探していたが走りすぎた。
後を見なかったので離れたことにも、気付かなかった。
反省である。
こういう時はコンビニに限る。買い物のふりをして室内で涼んで「充電」。
しかし、なにぶん長居はできにくい。お礼に冷たい物を仕入れ再びGO!。
相変わらず瀬戸内の海岸沿に走っていくが、日差しは陰ってくれない。
コンテナを利用した売店近くの、大木の木陰で休憩。
海風が心地よかったが、足元が芝生であれば申し分なし。
お嬢さまはコーラが似合っている。これで飲み物は4本目とか。
しばらく走って右にカーブしていくところで、山の斜面に明石大橋の橋脚?(支柱)が顔を出し、対岸に明石の町並みがはっきりしてきた。
ゴール点を見つけて活気づく彼女たち。残りの力を振り絞って先頭を競い合い、岩屋港に向ってスピードをあげた。

夕暮始まる海峡上の「たこフェリー」のデッキ。太陽は傾いて眩しさがなくなった。
彼女たちからビールをご馳走になった。
乾杯して飲んだビールの酔いと、わずかな船揺れ。髪を吹き流す潮風がけだるさを生んで、なんともいえないいい気分。
このけだるさがたまらない。
フェリーと自転車。これで乗船料580円(自転車込み)はもっといい。

今夜の反省会否、トラブル続きながらもよく走って、無事帰ったから「ご褒美会」。
明石市内。「魚の棚」の立ち飲みをのぞいた大津氏。「時間切れ」と言われ戻ってきた。
ならばと前回行った駅前の居酒屋へ。(屋号失念)
なにはなくともまずビール。適当なつまみで飲(や)っていると、前々列の客が「たこやき」否、「明石焼き」を食べている。日曜は特別と断られるも、ねじ込んで注文結局これが今日の「目玉」となった。
大抵一軒で終了するが、今日はご褒美会。てなことをこじつけ、ノレンくぐってもう一杯。
「元気連」御一行、日暮れてもなお、明石の町をさまよい歩くのだった。        完。
         21.6.14

6月 リンリン会 淡路島を走る V
2009/06/21

「パン!」。
突然大きな音が響いた。
江本嬢が声をあげ急停止。
「バス バス バス‥」と、異様な音が聞こえたので、山下嬢が振り向いた。
「どうしたの!」。
「大きな音がして、空気が抜けていくッ」。
「パンクだ」。
またまたボロ自転車にトラブル。今度はチョウ難儀な事件だ。
なぜなら自転車ツアー始まって以来、初めてのパンク。いつかは起こると思っていたが、淡路でとは。
釘を踏んだのではなく、タイヤがフレームに擦れて割けたのだ。
釘ならなんとかなるかもしれないが、割けたとなると始末が悪い。
おまけに町外れ。店すら無いところだし、めちゃ炎天下。
とりあえず先を行く大津氏を無線で呼び出し、止まっていてもらう。
「パンクが直らなければどうしよう JAFを呼ぶか?…」。
「サイクリングは中止?。どうする…この先…」。
「タクシー呼んで自転車屋へ行き、自転車を取りにきてもらうか…」。
「さて自分で直せるか…、ボンベ式の空気入れで大丈夫?」。
あれこれ考えても仕方ない。やってみることにして、修理セットを取り出した。
初めての修理。はたしてうまくいくか。水も無いのでパンク穴は見つかるだろうか。
見よう見真似でタイヤを開き、チューブを取り出し穴を探すが分からない。
空気を入れてみて、噴出す穴を見つけた。
マニュアルを読んでもらいながらだが、何とか修理できた。
「頼む!空気よ抜けないでくれ」。
祈る気持ちでタイヤを見つめていると、
「どうした!?」
大津氏が戻ってきた。
「なかなか現れないので戻ってきた、無線もよく聞こえなかった」という。
再び自転車に乗り走ってみると、
「あれ!擦れてない!!」「まともになっている」。
と嬉しそうな顔に声。
修理したわけでもないのになぜか。狐に包まれた感じである。たぶん入れた空気が少ないので、タイヤが縮んだのだろう。
もし、そうなら初めから空気を抜いておけばよかった。
「怪我の功名」だが江本嬢の喜びは一入。元気まで戻ったみたいだ。
「淡路市」に着たところで、弁当を買いにコンビニへ。
ここから淡路島を横断し、瀬戸内に向かうため右折。県道66,88号線を走る。
スタート直後は初めての上り坂。
キツイとも言えないし長くもないが、しばらくあえいで「鳴門自動車道」の高架を越えると、だいたい行程の半分を過ぎたことになる。
数年前立ち寄った、国生みの神話「イザナギ神宮」がお昼の休憩場所。
境内の休み所で弁当を広げる。ここの「ところ天」が美味しかったが、その日は休みだった。
お嬢さま二人は強力「デカ盛り弁当」。
立派な量だが「緑のもの」が無い、と言いながらも山下嬢はあっさり食べ切った。

「多賀の浜」で瀬戸内海を見た。
海に入りたいといいながらも躊躇する二人。
海で遊ぶ若者を尻目に「岩屋港」へ戻るため、県道31号「福良江井岩屋線」を北へ向かう。
午前も午後も太陽にさらされている。午後の太陽はますます盛んで、容赦なく身を焦がしていく。ご丁寧にも今度も体の左半分を焼くことになる。
「尾崎漁港」「室津漁港」を過ぎるうち、大型トラックが目立ってきた。轟音をあげ追い越していくトラック。側道がない道は特に怖い。
景色を楽しむ余裕はあまりない。
時間の経過とともに日差しに耐え、ボロ自転車にも耐える「拷問ツアー」の様相を帯びてきた。
浅野漁港を越えた辺りの、自販機の陰で耐えられず停車。
冷えた飲み物で一息つくと、山下嬢「コンビニに行く」と、自転車をまたいだところで、崩れかかり転倒した。
「痛ーあッ」。
ベソをかいた。
鍵がかかっていたのだ。
朦朧とした目、鍵をかけたことも思い出せない疲労。
ボロ車でよくぞここまで着たものだ。   つづく

日焼けは若い細胞を蝕み、極限に達するような疲労は幻覚を生む。どうなる彼女たち。「がんばれ お嬢さま!」。
次号クライマックス  乞う ご期待











6月 リンリン会 淡路島を走る U
2009/06/20

 電車、フェリーともに順調。お嬢さま二人「たこフェリー」は初めて。
デッキから明石海峡大橋をバックに写真を撮ったり、「船酔いする・しない」を言い合ってご機嫌だが、30分程で淡路島岩屋港に到着。10:00
下船し「いざ出発」とばかり勢いよくペタルを漕ぎ出すと、江本嬢の自転車の後輪がフレームに擦れ、ブレーキがかかる。
「どうして…?]。
夙川駅まで走ってきたときは異常はなかった。明石駅で組み立ててからおかしい。
袋に入れた時か、運搬中何かに当たったのか…。
考えている場合ではないし、辺りに自転車屋はないので修理せねば。
歪みを修正するためにタイヤを叩いては乗り、叩いては乗ってみても直らない。
何度か繰り返してもダメだと、腹が立って蹴ってしまうが直るハズがない。
見かねてバイク乗りでこの種の修理に慣れているというお兄さんが、問題個所を触ってくれたが「歪みすぎてダメだ!」と言って見放した。
放置自転車のタイヤと入れ替えも考えたが、彼女を気遣って山下嬢が「この自転車に乗る」と、手を上げた。
「エクササイズと思って乗るから大丈夫」。
≪美しい隣人愛≫を披露してくれた。
美しいが早々くたびれるに違いない。
「自転車交換しよう」と言っても「うん」とは言わない。
ガンコだが気遣いは彼女のいい面。しかし、素直に乗ってくれる方が気が楽だ。
何発か叩いたので多少は軽くなったが、まだまだ。
時間をロスしているので、とりあえず「行ってみよう」と自転車に乗った。
大津氏を先頭に一列でR25を南下。
後ろから見るとタイヤは波を打っており「ザッ ザッ」と擦れる異様な音か聞こえる。
普段より強くペタルを踏んでいるだろうが、「エクササイズ」はどこまで続くのか。
[儲かればもっといい自転車買うのでガマンして…]。
「明石海峡公園」で休憩。
釣り客で溢れた堤防に乗りつけ一休み。
太陽が頭上から照りつけ、いやでも日焼けする。
再び国道を南へ。
左手は大阪湾だが海は澄んでおり、小さな波が繰り返して海岸を洗っている。
時間の経過につれ暑さも増す。追い越していく車の車内がうらやましくなる。
暑さ凌ぎにスーパーに飛び込んで、冷たい飲み物で休憩。
ここからガタガタ自転車の乗り手が江本嬢に変わる。
相変わらず自転車は悲鳴をあげているが、人間様も暑さで悲鳴があがる。
椰子の木を植えて南国ムードを出しているが、本数が少なく貧相だ。海岸に木を植えていけばいい景色になるだろうが、海と空を除けば安っぽい と言うと叱られるか。
暑さ、眩しさは午後から最高となるだろう。
巨大な観音像前で小休止。「徳島75km」の標識を入れ記念写真を撮って再びGO!。
しばらく走り、緩い坂を登ったところで、
「あッ!」。
江本嬢が悲鳴をあげて止まった。
山下嬢が彼女に寄って驚いた。
「なにか起こったのか!?」。
ボクはペタル強く踏み込んだ。           つづく

怪虫?落し物?それとも…?。白昼、江本嬢に何が起こったのか。
ますます混迷の度合いを深める「夢淡路・自転車ミステリー」。次回をお楽しみに。        




6月リンリン会 淡路島を走る
2009/06/18

 5月は琵琶湖を廻る予定が雨。今は梅雨だが週末14日は晴れそうだ。
行き先を「淡路島」に決め、前回の予定者(江川夏子・山下佳世子嬢)に連絡すると即「行く」とのこと。
さらに一年前、一緒に奈良市内を廻った江本真奈子嬢も参加を申し込む、結構な人気となった。

淡路島は天気に恵まれたが、思わぬアクシデント続き。
一時は「もはやこれまで」という危機もあったが、なんとか乗り切った。
ドタバタはこりごりだが、終わってみればそれはそれで面白い思い出で、忘れないだろう。

[ドタバタ自転車旅行 その一 出発前日]
 5名が参加すると自転車一台と輪行袋(自転車を入れる袋 これが無いと列車に積めない)が足らない。
そのため江本嬢は友人の山下嬢に、自転車を融通してもらうことにした。
しかし、その自転車は長い間乗ってないようなので、変速器やタイヤの空気圧を確認する必要がある。
山下嬢にそれを見ておくよう頼んでおいたが、一向に返事がない。
どこにいるのだろうか、何度電話しても伝わらないのだ。
江本嬢にすれば輪行袋も買わなければならないので、確認を早くしてもらいたい。
「6時で閉店してしまう」と、ますます焦る江本嬢。
もし、山下嬢の自転車が使えないようなら、他で調達しなければならない。
ボクは大津氏に、予備の自転車を拝借できるかメールしてみた。
しかし、「スポークが2本折れているので、危険」という返事。
「万事休す……」。
他で借りるあてがない。
しばらくして江本嬢からメール。
「(自分の参加で自転車が足りないから)参加を取り止め次回にする」。
とうとう諦めてしまった。
「泣きベソ」かいた顔が浮かんでくる。
まだ自転車が用意できないと、決まったわけではない。
「折角休みをもらったのだから、連絡あるまで待つべきだ」と慰留さす。
………。
「もう一度電話してみる」と江本嬢。
何分かの後、大津氏から「スポークを修理した」と連絡が入った。
これで自転車の心配が無くなり、肩の荷が降りた。
続いてついに山下嬢から「自転車大丈夫」と江本にメールが入った。
音信不通の原因はなんと「昼寝」。
「自転車を見てOKだったので、安心して寝てしまった」という。(その自転車、姉の小学5年の時に買った子供用とか)
「寝てたぁ‥‥オイオイ!」。
江本嬢は呆れて、怒ることも忘れてしまった とさ。

その夜、江川夏子嬢が不参加を伝えてきた。「体調不良」。直前まで思案したのだろう。参加を楽しみにしていただけに残念。             つづく

次回予告「ドタバタ自転車旅行 その二 スタート直後」
さあ出発!。勇んでフェリーを降りたが、タイヤがフレームに当たり、ブレーキがかかってしまった……。
さて、どう危機を乗り越えるか。暗雲垂れこめる淡路街道。  乞う!ご期待。

 

6月例会 奈良・多武峯(とうのみね)談山神社から明日香へ 
2009/06/12

 今月は多武峯の談山神社から御破裂山(ごはれつやま)609mを登る。万葉展望台を経て、昼なお暗い杉林の多武峯街道を下り、十一面観音立像(国宝)で有名な「聖林寺」を訪れるというもの。
6月は暑くなるのでバスで標高を稼いでしまおうという、『軟弱さ」だが、一方で歴史の舞台で遊んだりする「高尚さ」は当会のグレードの高さを示している(ホンマかいな)。
場所は桜井市から南へバスで約25分。紅葉でも有名で「多武峯」の山奥に鎮座。
皆さんは「大化の改新」を覚えてらっしゃるか。談山の名はその昔、藤原鎌足が中大兄皇子と共に、蘇我入鹿を討つ相談をこの地でしたことから、[談(かたら)い山]というとか。本殿の裏手にあり標高は566mだ。

7日朝は自転車で駅に向かう。曇っているが結構涼しい風が吹いている。
毎年この月は蒸し暑い山行の繰り返しだったが、うれしいことに今回は快適な気温に恵まれそうだ。
アクセスも阪神と近鉄の相互乗り入れが3月に始まったので、奈良市まで直通だ。
そのため今日の集合場所は阪神「香枦園」駅。
しかし、誰も現れなかったので、一人「西宮」駅から特急に乗り、「尼崎」駅で奈良行の急行に再び乗り換えた。
初めて見る景色なので車窓に釘付け。今度の淀川は川幅が広く、鉄橋は水面に近い。いつのまにか「鉄チャン」になってしまった。
電車は「西九条」駅を離れると地下に潜る。新装なった3つの駅を過ぎると早くも「難波」駅だ。
早いし乗り換え不用。運賃も安いから結構づくめである。そのまま乗り過ごし「上本町」駅で下車し、「大阪線」にもう一度乗り換える。
この駅は第二の集合場所。大阪からの参加者と9:20に落ち合う。
改札口前で上嶋ひとみ・松山かをり両氏に出会うが、数日前から参加を伝えていた小柳潤子氏がまだ現れていない。
しかし、集合時間直前にメールで「参加」を知らせてきた。
「9:35の急行に乗る」と返信すると、「了解」の返事。
発車まで数分あるので間に合うものと判断し、我々3人は電車に乗り込んだ。
空席が目立っていたが、「鶴橋」駅から立ち客が出た。
40分程揺られて「桜井」駅到着。
ホームに下りて、後ろの車両から降りてくる彼女を待った。
「いない」。
「どうしたのだろうか?‥‥」。
「もしかして我々に気付かず前の車両にいて、先にバス停に向かったのか‥」。
駅南のバス停に廻ったが、いない。
「消えた‥‥」。
「乗り遅れたのか、何かあったのか‥」。
バスの発車時刻を確認していると、またメール。
「奈良(市)に来てしまった。どうしてかわからない。西大寺駅に戻って桜井に行くので、ロス時間を教えてほしい」。
「えッ奈良に? どうして‥」。
意外や意外。三人顔をあわせ、そのなりゆきを考えた。
「上本町で乗り換えなかったのか」。
「次のバスは2時間後。タクシーでは2,30分2,830円」と返事。
バスの発車時間となった。とりあえず先に行ってどうするかだ。10:45
「私たちが談山神社で昼食をとっている間に、タクシーで来れば一時間もないのに」と二人が気遣う。
市街地を抜けるとバスは山道を登り、約25分で神社の広い駐車場に着いた。11:10
出発の準備をしているとメールが。
「今、まだ西大寺。遅れるので参加を止める。適当に談山神社に行ってみるつもり」。
西大寺は遠い。さらに八木駅で乗換えが必要だ。
彼女の不参加を皆に伝え、我々はシーズンオフで、観光客もまばらな境内を本殿へと向かう。
時間はあるので、神社は初めてという二人に見学をしてもらう。
サッカーファンの上嶋氏は
「ここの蹴まりがサッカーにつながるので、数年前Jリーグの選手が参拝に来た」という。
紅葉のころ蹴まりが行われ、ポスターなどで目に付くのはご存知の通り。
竜神社前の山道を登り、御破裂山へ。徒歩20分で「藤原鎌足公墓所」着。
西面の木立の間から明日香の里や、葛城山・大和三山などが見渡せる「万葉展望台」に着く。12:15
景色を眺めながら昼食とした。
梅雨時とは思えない肌寒い風が吹いて、とても気持ちがいい。
メール音がまわりの静寂を破った。
「間違いが分かった。上本町で下りたが桜井方面(大阪線)が地上だと気付かなく、そのまま次の電車に乗ってしまった」。
乗り慣れていないとそうだろう。彼女一人だったのも不運。仕方ないというより可哀想だ。

「大和平野 女性登山者蒸発事件」は一件落着。
二人が「石舞台」や明日香の古寺を回りたいという。桜井方面とは逆になるが、固執することもない。要望に応え食事後は明日香へ向かう。「石舞台」までは下りだろう。
午後から曇っていた空に青空が広がった。しかし風が涼しいので救われる。
2.3度休憩して「石舞台古墳公園』に到着。14:35
二人が見学している間、ボクはレストハウスで風に吹かれ一休み。
次は「飛鳥寺」。標識を頼りに村の中を歩いて30分。土塀の中のお堂を見つけた。15:30
ここでもボクは庭で休憩。だらりだらりで高尚さに欠けるが、二年前に自転車で来たことがあるからだ。
今回は疲労というほどの疲れはない。好天だからもっと歩きまわればいいのだが、そろそろ「あの時間」に近づいてきた。今回はここでおしまい。
「八木」駅から大阪線で「布施」駅へ。布施といえば〇〇た。余裕のある足並みで、ネオンが灯り始めた商店街へ吸い込まれていくのだった。            21.6.7






ビールのおつまみ
2009/05/24

 「青田、青柿、青梅、青嵐…と青のつく言葉が目に入る季節です。皆さんご機嫌いかがでしょうか」。
とは少し前に聞いたラジオ歌謡番組、司会者の挨拶。今回これを引用して冒頭のご機嫌伺い。
5月もかなり寒い日があったり、30℃を超す真夏のような汗ばむ陽気になったり、不安定な気温でしたが後半は夏日(25℃以上)が多くなりました。
昨晩(22日)「燗酒」を注文した客がいましたが、今期(?)はその人で最後でしょう。
それに代わるのが「ビール・冷酒」。冷酒は次の機会に譲るとして、来月から「世界のビール味わいキャンペーン」と銘打って,月ごとに外国のビールをならべる予定(6月アメリカ,7月イギリス、8月ドイツ、9月ベルギーの順)ですので、今回はビールを取上げてみます。興味をお持ちの方は参考にして下さい。
ご存知のように外国産ビールのバリエーションは実に豊富です。
最近各地の「地ビール」が手に入るようになりましたが、レギュラーのビールと味を比べると、外国のビール同様、その差ははっきりしています。
先日もお客に新潟のビールをいただきました。初めて飲んだものでしたが、美味しいものでした。発売以来数年が経過、地ビールが話題になるようにもなりました。
中身は大雑把にいえば「濃色・濃厚」タイプ。しっかりした飲み応えを特徴にしています。
他方、お馴染の大手メーカーのものはそれに比べ、「淡色・淡麗」。コマーシャルで聞く「ぐっと爽快、飲み心地のよさ」がうたい文句。
もちろん「どちらがいいか」は好み(嗜好)の話。「地ビール」は客の嗜好の変化を捉え、大手メーカーの味と区分するため味に特徴をもたせていると、いえるのではないでしょうか。
大手ビールメーカーは日産十万否、百万本を超える生産をこなす「巨大企業」。大量生産であの価格を守っています。生産数量の少ない「地ビール」はコストでは太刀打できません。
よく酒席で話題になるのは「銘柄当て」。「大手ビールの味はどこも同じで、ラベルを隠すと分からない」というハナシです。
たった4社しかなく、味は同じでもないのに当たらないのは不思議です。
でも、それは「大多数の日本人のビールの好みは4社間にある」。つまりあの味の範囲を超えると、飲まれないということだと思います。
ビールメーカーの醸造技術は世界トップレベル。どのような味でも造れるのでしょうが、売れなければどうにもなりません。
その点世界のビールは千差万別。白く濁ったものや、「猫のオシッコ」の匂いに似たものもある、と聞きます。
ビールの色や味の大半は「麦芽」に由来します。麦芽の発芽状況、乾燥(焙煎)度合い、それの割合、発酵法の違い等で決まります。
以下は世界のビールの特徴を製法で区分したもの。

酵母      色          代表例と特徴

下面酵母  淡色ビール   ピルスナ−(チェコ)   爽快なホップ香気

                 ドルトムンダー(ドイツ)   高発酵度で切れ味

                 アメリカン(USA)   軽い味、清涼感

      中濃色ビール  ウイーナー(オーストリア)香味中庸

      濃色ビール   ミュンヘナー(ドイツ)麦芽の香気、コク

上面酵母  淡色ビール   ペールエール(イギリス)ホップ香気、発酵香

              ケルシュ(ドイツ)淡色、軽快

      中濃色ビール  マイルドエール(イギリス)麦芽香、穏やか

      濃色ビール   スタウト(イギリス)濃厚、苦味

              アルトビール(ドイツ)ホップ香味、発酵香

自然発酵          ランビック(ベルギー)酸味、小麦麦芽

       「酒の科学」野尾正昭 講談社BLUE BACKSより

「美味しいビールの飲み方・他」

・美味しく飲む秘訣をご存知でしょうか。
飲み方など作法を語るとき、「池波正太郎」は挙げなければなりません。その著書「男の作法」でこう言ってます。
「コップになみなみ注がないで、三分の一くらい注いで、それを飲みほしては入れ、飲みほしては入れして飲むのがビールの本当のうまい飲み方なんですよ」。
ビールも香りを味わうもの。長時間入れっぱなしで喋り込んでいる人がいますが、炭酸ガスと一緒に香りが逃げてしまい、折角の味わいが失われてしまいます。
池波氏はこのポイントを知っているから、入れたらすぐ飲むのがいいというのです。
こうも言います。「ビールを持ってくる時は抜いた栓を壜の上に載せてくるのが一番いい」。
メーカー担当者の涙が見えるようです。
古くからビールは「液体のパン」とも呼ばれているくらい、栄養価に富む飲み物。
ホップの香りなどを「泡」で包み込み、香味の劣化を防いでいます。

・購入する時や飲む際のポイント
酒屋:[保管状態のチェック]
・高温、直射日光を避け「冷蔵」で保管されているか。
・製造年月が古くないか。新しい日付けのものを買う。
(買ったビールはなるべく早く消費する。)
飲食店:
・グラスがきれいか。注いだビールの泡がすぐ消えるのは、よく洗えていない証拠。(油分の付着)
・生ビールサーバーは清潔か。洗浄されてなければ、いくら新鮮なビールでもまずい。美味しいビールを提供する店はサーバーに気を使う。

飲み方:
ビールの命は「泡」。最後まで泡を残した状態で飲みほすのが理想。上唇で泡を止め液を流し込む。一度試してください。
グラスの泡の量は1/3程。ポスターやCFにでている程度が最適。
温度。保管は10℃前後で。飲酒は7〜12℃。過度の冷却は味を損なう。
その他:
350mlビール1缶 ≒ ウイスキーW1杯。
5×350=1750   40×45=1800
(ビール5度)     (ウイスキー40度)
※ビールといえど1缶のアルコール量は決して少なくない。ご注意を。

どんなお酒でも体調、環境、飲み相手、肴などがよいとより美味しく飲めるのはご経験の通り。
今はもう見ませんが、昔、栓抜きで王冠をコンコンと叩いて開栓していましたね。なんであんなことしてたのでしょう。無意味なことなのです。
米や澱粉が入ったビールは「ホンモノ」じゃない、とかいいます。ボクなんか美味しければいいと思いますが、皆さんはどう思いますか。口から泡と飛ばすことなく、話し合うのもいいですね。
さーて、今晩は「冷奴」で「ニューヨーク・ブルックリンの地ビール」でも飲んでみようか…。
                  21.5.23

連続電脳紀行 第四巻 銀輪会 京都・北山 持越峠を走る
2009/04/25

 時間の潰し方が決まった。一杯飲(や)る前は「銭湯」だろう。風呂で汗を流してそれからだ。
「どこへ行こうか」。
蕎麦と風呂の北大路「初音屋」。中心地・錦小路の木造三階建ての「錦湯」を選んだ。
初音屋は以前行ったことがあるので、場所を確認するだけとし、今回は錦湯に入る。
初めは近くの初音屋。行き方が分からないので、地下鉄「北大路駅」まで連れて行ってもらい、そこから記憶をたどって店を探す。
記憶は正確で迷うことなく探し当てた。「風呂の二階で蕎麦が食べれる」と伝え、錦小路に向かう。
学生時代と就職で市内に住んでいた大津氏は当然地理に明るい。彼の後に従い都大路を駆け抜ける。
同志社前を南下すると、大津氏が「御所」を通うろうと言う。
「そんなところが走れるのか‥」。
御所に入るのは初めてだ。ジャラジャラと玉砂利を踏んで御所の公園を北から南へ走り抜ける。
これも庭というのだろうか。街中を忘れるくらい広大である。黒々とした松の並木が景観にマッチし、すがすがしい。
宮殿は土塀に囲まれ見えないが、いずれの屋根か、少し顔をのぞかせている。公園からビル群が見えないのも良く、いい経験をさせてもらった。
丸太町通りを左に曲がり,南に入っていくと御池通りに出た。横断して堺町通りをさらに南下すると、錦市場のアーケードが見えた。
市場を越えて2〜3軒南に錦湯があり、木造三階建ての偉容を誇っている。14:40
早く入ってみたいがよく見ると店開きは4時過ぎ。遅すぎる。残念だがとても待ってられない。
また、「どうしようか‥」である。
帰路をどうするかも決めなければならない。
阪急烏丸駅は目の前だが、十三での乗り換えや混雑がいやだ。
飲んだ後は座りたいし,乗り換えなしで西宮まで帰れるJRを使うことにする。
と、いうことでもう一度銭湯を探しながら京都駅に向かう。ついでに今後行ってみたい店にも寄ってみることにする。
初めはすぐ近く、四条通りの酒と食事の「T店」。今年正月、伏見稲荷から円山公園までのハイキング帰りに寄ったことがある。2時間ビール、酒飲み放題だがここも準備中。
五条大橋へ移動。通行人に銭湯のありかを尋ねたが、そこも早かった。
次は有名な味噌屋に向かうが日曜は休み。
北上して深夜3時まで営業の「S・バー」を探すが、シャッターが下りていたのか、見つからなかった。
ことごとく蹴られてしまったが、銭湯を発見した。
団栗橋近くの「団栗湯」。店前に自転車を置き、ようやくノレンをくぐれた。うろうろできる自転車のおかげだ。
熱い湯が有り難い。京都は湯が熱いという。その湯船にジッと我慢で浸かれば、疲れも飛んでいく。
浴後はうれしい「反省会」。
会場は京都駅周辺と決めた。さっぱり爽やかになって蘇ったが、ノドは一層乾く。
赤い提灯が吊るされた「宮川町」の御茶屋街を抜け、五条大橋を渡り河原町通りを南下。
視線は絶えず「飲み屋」の看板に向けているが、なぜか見つからない。
京都タワーに近づくと駅前だ。何軒かの看板を見たが,なぜか気が進まない。
「新幹線側に肉系の旨い店がある」と聞いていたので、大津氏にそれを伝えると誘導してくれた。
ガードをくぐって周辺をくまなく探したが無い。
高架下にそれらしき店があったが、準備中or休み。
店探しに時間を使い陽が傾いた。日曜は仕方がないのか‥。
河童の皿ではないが、ノドが乾き過ぎると元気も失せる。ビールを美味しく飲むために、京見峠で飲んだお茶以来、水分を絶っている。
駐輪場に自転車を止め、歩いて駅構内を通り抜け再び京都タワー側へ移る。
徐々にだるくなってきた。どんな店でもいい、ビールはどこでも同じで飲めればいい。
エレベーターで上ったチェーン店も準備中。しかもたった10分前。
「ビールだけでいいから」と迫っても追い返された。
トホホ‥である。
重い足を引きずり表に出ると、灯りに燈されたメニューが目に止まった。
「シメタ」今度は営業中だ。
「ガラッ」と戸を開けズカズカ入っていく。客はいない。
席に着く間もなく「生ビール!」。
「今度こそ‥」。           完  21.4.12
                                     


 

連続電脳紀行 第三巻 銀輪会 京都・北山 持越峠を走る
2009/04/23

 鳥居が現れた。「道風神社」とあり書道の小野道風を祭るというが、初めて見た神社だ。
道標に記された地図を見て、正確な現在地が分かった。府道31号線(西陣杉坂線)を走っていたのだ。
下りだし戻っても余り時間はかからない。この先は「京見峠」で峠を下れば市内、「光悦寺」に達する。
このまま行くか戻るか、相談して決める。
京見峠も初めてだ。どんな道が続くのだろうか。目の前の山を越えなければならない。持越峠のようであれば参る‥‥。
「行ってみましょう」と、大津氏。
寄り切られてしまったが、これもきっかけだ。「京見峠茶屋」は行ってみたかったこともある。
彼の後に着いて森に入っていく。車一台がやっとの狭い舗装道。歯をくいしばり、ペタルに全力を込める。
難渋を覚悟していたが、自転車を降りることもなく京見峠に13:20着けた。
自転車を降り荒い呼吸を収めると、来て良かったと思えた。雰囲気のある古風な茶屋が佇んでいたのだ。
蕎麦もあるが、ワラビ餅とお茶でしばらく休憩。
高雄・清滝を経由する当初の予定と比べると、時間が有り余るのだ。
辺りは木々に囲まれ見晴らしはなく、峠はこの茶屋意外に見るべきものはない。退屈で長く居られないし、時間を持て遊ぶので下ることにした。
いきなり京都市内が目に飛び込んだ。ブレーキ破損が心配なくらいの坂で、対向車も多い。急カーブが連続するのでスピードは危険だ。
標高が低い山で、急勾配が続くほど走行距離は短い。残念だがこの坂も割合早く終わってしまった。
上りの辛さが想像できるので、今後市内からこの峠を目指さないことにしよう。
「光悦寺」の看板を見たが、通り過ぎてしまった。戻って見物する気持ちもないので通過していく。
街中を下るようになって、今後の予定を考えてみる。まだ2時過ぎだ。                 つづく

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