6月は京都の金比羅山(573m)を登る。北山の入門コースとして人気があると言う。
何年かけたかわからないが、京都の街を取り巻く山は何度か登った。
伏見稲荷から清水山を経て円山公園へ。大文字山へは蹴上げと山科から。比叡山には各コースから3回。愛宕山、二ノ瀬ユリ、西山などだ。しかし魅力を秘める山奥には時間的な理由行けていない。
6日京阪淀屋橋駅に8:20集合して出町柳駅へ。
「大原」行きの9:40のバスで「戸寺」で下車したのは10:15。
6時過ぎ起床、4時間後くらいから歩き始めるというのが平均的な所用時間。これをさらに早めれば確実に参加者はいなくなる。
参加した二人のお姉さまは08/10月の京都北山「二ノ瀬ユリ」以来。
参加理由は?。「思いつき?、京都だから?」
久々の参加だが明るさに変わりがないのがいい。
水田に囲まれた東海自然歩道に沿って「江文神社」へ向かう。
養鶏場があるのか、けたたましく鳴く鶏が農村らしくていい。車の騒音よりマシだが、元気が良いのでうるさくもある。
「江分神社」に10:40。お参りのついでにトイレ借用。杉の巨木にだきついてネイチャリング。休憩後は次の「江文峠」へ。
道は登山道と変わりジグザグを繰り返すが、30分程で車道に出て峠に着く。(11:10)
峠から左は静原の里から鞍馬方面への道。静原は「平家物語」ゆかりの里。
石碑の前で写真を撮ったりして休憩していると、先着の女の登山者から「杖」に相応しい枝をもらう。[バテそうな連中と思われたのだろう‥」
金比羅山へ直登を開始する。鳥居をくぐり一歩々足を踏みしめ登って行く。山に慣れたのかいくらかシンドさも軽い。日差しは梢に隠れているが、汗が帽子を濡らしていく。
「琴平新宮社」に11:35。金比羅山に琴平?‥。讃岐との関係が分からない?。
湧き水をすすって休憩。浜氏が「さくらんぼ」をふるまってくれた。冷やして持参するのも彼ならの配慮。
登山道は上に上に延びていく。石段が現れさらに登ると視界が開け、尾根に立った。比叡山が秀麗な姿を現す。
景色が変わると気合いも改まる。頂上も近いようなのでピッチが上がり、むき出しの岩を登って金比羅山山頂に。
立ち木に囲まれ景色はイマイチ。到着は12:05。
丁度昼。弁当タイムである。神社の横のスペースを使わせてもらう。ガイドブックには「山頂は降雨祈願なとの場」神の依代(よりしろ)として敬われたとあるが、弁当くらいはいいだろう。美人二人が鎮めてくれよう。
後半は翠黛山(577m)を経て大原の「寂光院」へ下る。急な下りを下りたと思うと登り、これを数回繰り返していく。
下りが急だとお姉さまたちは尻滑りのように腰を屈めるが、慣れれば立って下れるだろう。
尾根をはずれ薄暗い谷筋への下り。登りはもう無いが、下りより登りの方が歩き易いとまで、おっしゃるようになったところで麓の「寂光院」到着。14:30
観光客に混じって拝観に行くお姉さま。残すは大原のバス停まで20分余りの歩き。
二十代の前半、目的無しに車を飛ばし夜明けを大原で迎えたことが何度もある。その頃を思い出しながら歩いたが、風景が浮かばない。
何十年も経った。寝ていたその場所は土産屋にでも変わったのだろう‥‥。
参加者:浜本 弘昭 小出 登 勝 令子 鈴本 みちこ
反省会場:新京極「スタンド」。
飲んだもの:キリンビール 月桂冠の燗。
つまんだもの:冷奴 枝豆 おでん盛り合わせ 唐揚げ。
連休最後の5日は行楽客も減って電車にも難なく座れた。25年ぶりというG.Wの連続晴天記録。この日も太陽が眩しい。先月の「桜」に続き今月は「ツツジ」見物を兼ね奈良/宇陀の野山を歩き「牡丹」と「観音」サンで有名な「長谷寺」まで行く。今回でこのコースは3回目、片目なら目を閉じても行ける。
下車駅「榛原」(はいばら)は街道が交わり栄えた町(10:15)。「右いせ本かい道」と古びた石標。古い宿場の面影が所々今も残る。旅籠屋「あぶらや」の前で記念写真。「本居宣長」も泊まったとある。(誰だ、これは?)
宿場町を抜け30分程で郊外に出た。徐々に道は上りとなり額に汗も浮かぶ。目指すツツジの「鳥見山公園」は鳥見山の中腹で「室生赤目青山国定公園」の一角。室生、曽爾、金剛・葛城山系や大峰山系まで一望できる。連休というのに人もまばらな公園に11:10着く。
二人が展望台に登り景色を楽しむ間、残りの者は弁当を食べたらごろ寝と決める。ベンチに寝転べば青い空に綿雲がゆっくり流れ、鳥のさえずりが眠りを誘う。早くもだれてしまってるが、しばしのゴクラク気分。
「ツツジ」は若干早かったが、周囲を赤く染めるくらい咲き誇る木もあったのでよかったとしておこう。静かな公園も占拠できたし、少し得をした気分で次ぎに移動する(12:15)。
桧林の林道を進む。調子に乗り一度道をはずしたが、森林浴を続けながら軽快に緩い上り下りを繰り返す。桧は両手で握れるほどの太さ。管理されているのか枝打ちも行き届いている。
「高束城跡」に13:10着。平安時代の築城という。高台に礎石があるというが、何度来てもよくわからない。急峻な尾根上に城を作っただけでなく、水や食糧の運び込み等を思っただけでも寒くなる。
鉄塔を見てしばらく下ると集落に入り、眼下に初瀬ダムの湖が見えた。ここからゴールまで車道となる。道ばたの「よもぎ」を摘みながら歩くのだが、アスファルト道は足が痛いし結構疲れる。気晴らしはよもやま話。話題にこと欠かない。
ダムを渡り(14:20)排水路(川)沿いに、西日を受けながら下ると西国三十三番札所の「長谷寺」に到着(14:50)。有名な寺だけに参拝客で混雑していた。
誰言うともなく山門前で腰を下ろせば、そのまま休憩と化す。
脱いで転がした靴‥。とてもアートにも見えない単なる「恥のかき捨て」。
「牡丹」見物は?。と、問うても返事は無く、腰を上げようとしない。拝観料をケチる訳でもなかろうに。
「早くビールが飲みたいんだ!」。眼孔に光る強い要求を察知し、結局観音サンもふって素通りした。
門前通りを土産を物色しながら駅に歩いて行く。長谷寺駅への最後の坂。今回もけだるくシンドイばかりで、居酒屋はまだ遠い。15:30着。
参加者:浜本 弘昭 栗本 圭史 小出 登 田口 貴子 小柳 閏子
今夜の反省会場:東大阪 布施 「ひらた」。
酔わせてくれたもの: サッポロビール 宝生チューハイレモン 清酒長龍
美味しかったもの:おでん(子持ちイカ マグロのネギマ 豆腐 牛蒡天)生レバー
もう一軒:東大阪 布施 「宮本」
当然おでんとお酒でしょうが、ヘロヘロでよく覚えておりません。
天候や仕事で今年最初の自転車会。
直前まで高野山系「丹生川渓谷」を予定していたが、道路工事で4月末まで通行止め。
急きょ変更して『琵琶湖」を選んだ。
JR「さくら夙川駅」に7:30集合。
「尼崎駅」で新快速に乗り換え、湖西線「近江今津駅」に10:04着。
自転車を組み立て出発したのは10:40。
出発の際、山下嬢がつぶやく。
「体調が最悪なので、後からマイペースでついて行く」。
この時期にしては肌寒く、少し風もあるが汗を抑えるので好都合だ。
雲一つ無い絶好の天気が終日続くと予報が告げていた。
滋賀県を訪れるのは初めてという江本嬢。琵琶湖を味わってもらおうと、船着場に立ち寄った。
港はすぐ近くだ。
「竹生島」に向かう遊覧船の前で記念の写真。
「わぁー!めちゃきれい」。
歓声をあげ浜辺に下りていく彼女。
背伸びしたり、湖水をすすって「淡水」を確認するなど、江本嬢の感激はストレートだ。
自転車専用道が併設する県道333線(琵琶湖周遊道路)を南下。
波打ち際なので道は平坦だ。
左手に湖を見る。晩春、鏡のような湖面は太陽を反射しキラキラ輝く。
「水鳥観察センター」→「六ツ矢崎浜オートキャンプ場」を過ぎ「しんあさひ風車村」を通過。11:15
その頃から「コンビニ」を探して弁当を買おうとするが見つからない。
高嶋駅まで回り道したが駅弁は無かった。
住人にコンビニを尋ねたがうろ覚え。
遠いことを知り再び県道へ戻る。
高島駅を過ぎると比良の山が湖岸に迫った。
県道は国道(161号)に吸収され、車の通行量が急に増す。
湖に鳥居が立つことで有名な「白髭神社」着。
近江一の古社という。
鳥居を背景にシャッターを押す。
コンビニに着いたのは一時過ぎ。
「コンビ二は途中どこにもある」と言ったのは私。
出発時に買うべきだった。
湖岸に寄って松並木の下で待望の昼食。
お嬢サマは二人分の弁当を買っている。
「だってお腹空いてるモン」
恥ずかしいと隠れて食べるのでもなく、お腹をさすってアッケラカンなのはどうなのか。
よくおっしゃる「カロリー」は心配ないのか。聞いてみたいところだ。
デザートの「ぼた餅」はさすがに遠慮した。
前半は追走で遅れ気味の山下嬢、食後は俄然先頭をキープ。
体調不良の原因が分かった。腹が減っていただけのことだ。
案ずることはなかった。「コノヤローめ…」 (とは言わないが)。
しかし彼女尻が痛いのか「立ち漕ぎ」を繰り返した。
JR「比良駅」を2:35。「志賀駅」2:45と越えていく。
「和邇(わに)川」を越えると「琵琶湖大橋」が見え、さらに観覧車の大輪が現れた。琵琶湖大橋手前の交差点で16:00。
まだ太陽は高いが彼女達のお尻りの「腫れ」を気遣い、近くの「堅田駅」で終了とした。
今夜の反省会:第一会場 餃子一日100万個という〇〇でビール。第二会場は山科駅で途中下車し街を散策。酒と醤油のシミが年輪という「居酒屋」を探すが、日曜は定休。居酒屋チェーン「笑×2」で反省のし直しを一寸。
参加者:小出 登 福岡 正夫 江本 真奈美 山下 佳世子


山科から遊歩道の桜
4月のお目当てはもちろん「桜」。今回は大津・琵琶湖疎水沿いの桜並木を歩き、山科を経て京都に向かう。
この冬は寒いと思っていたので、花の見頃を4月の第二日曜頃と見込んで(一週間遅くして)11日としたが、なんと開花は平年より一週間余り早いという。
予想は当り3月下旬開花。しかし寒さが戻ったため約三週間も長持ちする。このお陰で満開状態の申し分のないウオーキングができた。
季節の変わり目か、天気の予想が日々変わり判断しづらい。降水確率も高いが小雨程度と思われ、山登りでもないので「傘」持参で実行することにした。
傘を差して駅に向かうのは初めてだが、「傘を差して歩くのもいいな…」と、昨夜大酒飲み氏が言ったのを思い出した。
JR「大津京駅」も小雨。
9:30、京阪「三井寺駅」近くの「琵琶湖疎水」に向かう。
明治2年都が京都から東京へ移った。そのため産業や人口が減少。衰退していく京都の産業の振興を図ろうと計画されたのが疎水事業]とは、京都の上下水道局のH.P、またはこちらをご参考に…。
琵琶湖より京都の方が低いので、疎水は山に向かう。だがそれでは勘が狂う。私の頭では、川は山から流れ下るものだ。

三井寺境内
9:50、梵鐘で有名な「三井寺」境内で休憩したあと疎水を離れ、「小関越え」という峠を目指し京都に向かう。
幸い雨が止んだ。
近くを通る東海道を「大関」とし、間道のようなこの狭い道を「小関」といって分けるという。
「うぐいす」が盛んに鳴き響く峠へは、傘をステッキ代りにして割りと楽に登れた。
祠に地蔵さんが祭られている。10:40 が、賽銭箱が壊され倒されている。
「車で来た泥棒のせい。僅かな金額しかないのにひどい奴だ」。
と、先着のご隠居が嘆く。
峠を下ってしばらく行くと疎水と出会う。両岸の桜は満開を保ち、ヒラヒラ花を散らしている。

疎水にかかる橋の上
疎水を渡る細い橋の上で昼食。灰色雲が空を覆うが雨の心配は無い。
水道など毎日京都へ200万立米流れるという人口の川。ユンボもダンプカーもない明治の時代の土木工事…作業者たちの苦労にため息が。
JR[山科駅」を左下に見ながら水平の道を行く。堤は公園として整備され数組の花見客が弁当を広げている。
やがて道が登りになり、疎水は再びトンネルに流れていく。
坂の上は住宅街。道なりに下って広い道に出ると、地下鉄の入り口が見えた。地図で確
認すると「三条通り」だ。通行する車の量から京都と大津を結ぶ幹線道とわかる。
「日ノ岡峠」を越え「蹴上」を通過した。13:50
「琵琶湖疎水記念館」前から人ごみに混じる。
車や観光客が数珠繋ぎの「国立近代美術館」。入り口の石垣に腰を降ろし休憩。
ほとんど舗装道だったので足が痛い。

京都・柳湯
鎮めるには風呂が一番ということで、次は京阪三条駅付近の銭湯「柳湯」へ向かう。
一度道を間違えたどり着いた銭湯は、残念にも4:30のオープン。
有名な湯だが一時間以上も待てない。近くの銭湯へ移動することに。
サッパリした後は四条のど真中の(反省会場)へ。
ケータイの地図を頼りに「立ち飲み」目指して、もう一ふんばり繁華街を行く。
15:00、とにかく座りたい。
立ち飲み席を遠慮して椅子席へ。
ビール・日本酒・チューハイで乾~杯!。「人間疎水」には酒が流れる。
第二部、夜の部の始まりだ。
参加者:小出 登 浜本 弘昭 多口 貴子 栗本 緑
阪神香枦園駅7:35集合 7:42発、叉は近鉄上本町駅地上乗り場改札口8:45集合。
8:53発急行青山町行き乗車。榛原(はいばら)駅下車。
弁当持参 雨天中止。
「播磨富士ともいい親しまれている高御位山。標高こそ304mだがスリルもあり、登り応えのある岩山だ。山頂からの展望がよく縦走も可能」。
とはこの山に登った経験がある客の話。ストックした計画だが、3月に照準を合わせ14日実施した。
男ども3名で加古川駅から「鹿島神社」行きのバスに乗り、「北池」下車。10:15
道路を渡り大鳥居をくぐって「北山鹿島神社」へ。白い岩肌をさらけ出す「高御位山」が近くになった。
「長尾登山口」10:45。「高御位山」が目の前。屏風のように聳え立つとはオーバーだが、迫力があり登りはいかにもキツそうである。
顎を上げてルートを探すと、道は岩稜の上を直線に伸び、蟻のようにへばりついた登山者が山頂を目指していく。
「あんなん登れるやろか…」。
不安そうなつぶやき。
取り付いて数分で低い木々の間を抜ける。視界が広がり見通しがよくなったが、体重を意識するキビシイ上りが続く。
「ハア、ハア、ハア…」
他人に聞かれたくない荒い呼吸。3月中旬というのに額に汗が滲む。日陰が全くないので、夏なら干からびてしまう。3月にした訳はここだ。
登り始めの20分が最もキツイ。それを越えると身体が慣れるのか、ペースもついて来るのでそれまでの辛抱だ。
鉄塔の下で最初の休憩。家島諸島か?、遠く春霞(黄砂?)の瀬戸内海に小島が浮かんでいる。
岩稜には足場が無いように見えるが、削り取ったような穴がある。それを辿ってリズムを付けるとグングンと標高が稼げ、意外に早く山頂に到着する。12:20
360度の景観。加古川、姫路の街に淡路島。明石大橋の橋脚や六甲山の眺めを楽しんで昼食とした。
最近弁当は女性用を選ぶ。身が軽く思えるし、なにしろ終わった後の一杯が旨い。
しかしこの日、おにぎり一個を「残すのはもったいない」と、口に入れたのが悪かった…。
食後は山頂を下り、半円状に縦走し「鹿島山」、「鷹の巣山」を越え、ゴールの「鹿島神社」に向かう。
鹿島山は三角帽のように尖って印象的だ。が、登りを思うと下りたくなくなる。
多数のパーティが登ってくるので、逆コースを行くのに気付く。ガイドブックに従っているのだが、どちらがいいのか。
登ってくる連中に道を譲っては一休み。それを繰り返すうち腹の調子が…。
「雉撃ち」(注※)を催した。
「よそごと」で気晴らし出来る間はよかった。産気づいたように?短い周期で込み上げ(下げ)てくると「危険信号」だ。
左右は狭く崖状でトイレなどどこにもありそうもない。ほとんど露天で身を隠せない。あからさまな自分の姿を想像すると情けない。
イラつくし、こうなると山を呪うようになる。
すでに見晴らしは眼中になく、場所を探しながら歩くので遅れてくる。
「ナムサン…」早急な下山を思うばかりだが、ゴールが離れていくようにも見え最悪。
我慢に我慢を重ね、やっと鷹の巣山264mを越えると最後の下り。だが滑り落ちそうな急な岩場が待っている。
「あった!!!!!あ」
下り降りたところに展望台。幸ウンにも一段下にトイレらしき建物。
岩場は下りのほうが難儀だ。しかしその緊張感のせいで、「込み下げ」を忘れた。
ゴールの鹿島神社はベン学の神さまである13:45。所要時間3:30。おにぎり一個に祟られた苦々しい山旅だった。
注※ 雉撃ち=トイレ (山屋の隠語)
参加者:東山 二郎 浜本 弘昭 小出 登
立ち寄り温泉:加古川 「千代の湯」。
反省会場:第一会場 加古川駅前 「?」、第二会場 明石駅前 「?」 店名が思い出せない。
本箱の角で圧死状態となった本を取り出し、ページを開いて座り込む。
「全国特選スキーツアー案内」(実業之日本社 昭和52年版)と、「全国スキーツアーガイド」(白山書房 昭和58年)。
ルートを暗記しようと持ち歩き、夜は枕の横に置いたから痛んでいる。
ページに書き残した山行歴から記憶が蘇ってくる…。
今日から3月、ゲレンデスキーが終わる頃にスキーツアーが本格化していく。
始めたのは27歳頃。冬山登山は長い休暇がいるので、サラリーマンは行きにくい。その変わりに選んだのがスキーツアーだ。
スキーツアーは山を登って滑り、峰から峰を渡るもの。スキー場ではないのでリフトは無い。
「どうしてそんなシンドイことを…」とよく聞かれる。
「苦労して登った後の滑降。バージンスノーの斜面に残したシュプールの跡。林間を縫って滑りゆく爽快感は愛好者だけの喜び」と答える。
単独でも月に2回のときも。まさに取り付かれていたので、給料は山と酒で消えた。
休暇はくれたが、会社の評価は当然いいはずがない。しかし、止めなかった。
初ツアーは後立山の白馬八方尾根。「唐松岳」2696mを登って、同じ尾根を滑って戻るもの。滑降距離は18.7km。これが洗礼となった。
3月と4月は白馬「蓮華温泉」へ。5月が「立山」と連続していく。交通の便がいい白馬は回数も多い。
主なルートは白馬が「栂池スキー場~天狗原(白馬乗鞍岳)~蓮華温泉~JR平岩駅」。余程気に入ったのだろう、昭和52年(1977年)から10年余り続く。
北アルプス栂池スキー場の山奥に、温泉の湧く山小屋・蓮華温泉。営業開始は3月20日。だから春分の日の連休を狙う。
休みを決めているので天候は運次第。悪天でも行く。ツアーを左右するもう一つが「雪質」。絶好のパウダースノーは1,2度。ざら目雪は上等だが、「生コン」スノーには泣かされる。
栂池上部の広大な「天狗原」では、ガス(濃霧)にまかれ途方に暮れたことがある。
天狗原を越えれば、露天風呂とビールが待つ山小屋だ。
満員の夜行列車。ほぼ徹夜状態でもカンバリ通せば天国に着く。
次の日は林間を思い々に滑って、大糸線の平岩駅まで行くと25.9km。日本有数のロングコースだ。
蓮華温泉の領収書が3,460円とある。回数が増えると当然「金」も無くなるので、「雪洞」でも寝た。
立山はG.Wから。長い休みはテント泊りで節約だ。
3,000mを超す大きな山なのでコースが多い。例えば①「室堂」を基点に「弥陀ヶ原」へ。②「一の越」から「御山谷」へ。③「東一の越」から「タンボ平」→「黒部湖」。④「雷鳥沢」から「剣沢」などいろいろ。「弥陀ヶ原」は登山バスがリフト替わり。広大な斜面を独り占めするのは最大の楽しみ。
30代前半にかけて、山とスキーに没頭した。12月までは登山。1・2月はゲレンデスキー、3月からツアーで梅雨前まで滑る。ある年などスキーをしなかった(できなかった)のは、雪が無くなる9・10月だけ。
有給は盆休みですべて使い切る。その後はせっせと休日出勤して代休を稼いだ。(酒造で冬季は忙しい)
スキーは我流で上手くないが、毎年10月を過ぎると新雪を期待して弾んでくる。このまま永久に続くと思ったが、止めてからもう10年。
時代遅れとなったスキーも数年前処分した。
「余裕・マンネリ・体力気力?」
行けそうで行けないのが今の仕事。遊んだツケが廻ったと諦めていたが、本が消えた火種に火をつける。
「有給が欲しい…」
未練とため息を本に挟んで本箱に押し込んだ。
「これなら大丈夫、きっと飲めるから」。
Kさん、GINにはいい思い出がない。美味しいと思わないから飲まないという。
「それじゃこれを」と嫌がる彼女に、あえてGINを出した。
「わたし嫌いなのに…」。
と言っても「否!」と、断らないのがいいところ。
慎重に口にする彼女だが、こわばった顔が変わっていく。
「やーだー全然違う」「美味しい」「これなら飲める」。と、矢継ぎ早。
それを契機に「美味しい、美味しい」と、ひと夏をGINで通した彼女。今では友人にもEYGUEBELLEを勧めている。
「他の店で飲んでもぜんぜん美味しくなーい」。
すっかりトリコになって2年。
「ブルドッグ(グレープフルーツジュース+ウオッカ)が美味しいから」 と、知人に紹介され初めてドアを開けた彼女。持ち味は「何でも挑戦してみよう」という心がけ。
その気持があるのでいろんな酒が飲めていく。
一年後には「ウニクム(ハーブリキュール)」のような苦味酒まで好きになって、「胃がスッキリした」とおっしゃる。
平成22年1月。
「燗酒」を飲む数人の客に目をやる彼女。花見酒の悪夢も頭をかすめた。
「悪酔いしてから日本酒は飲まない」というオキマリ型だが、興味を示した瞬間を見逃さなかった。
燗酒を勧めるべくコースターの上に盃を置く。
「お酒ですかーぁ」。チョッと不安そうな顔。
燗した「惣花」を銚子に入れ、飲んでみるように勧めた。
「いただきます」と、両手で盃を受け2回で飲み乾した。
「エーッ!」と驚く彼女。緩んだ顔で盃を置くと、
「美味しいです」。
「昔飲んだ味とちがう…」。
酒のアイテムを広げ今では「熱燗」に到達。姉さんと一緒に飲んだり、独酌もまた似合ってしまう25歳のお嬢さんだ。
「初めて飲んだGINの印象が悪いからもう飲まない」。とか「花見で日本酒を飲んで悪酔いした」。などの理由で飲まなくなることが多い。
もったいない話だ。彼女の例のように他に美味しいものがあるし、花見事件は飲みすぎでしょう。適量さえ守れば悪酔いはしない。美味しいから飲みすぎるのだし、日本酒が悪いのではありません。
まず自分の適量と好みを知ってください。いい酒は「ほどよい味・香りがあり飲み口がスムース。後口(飲んだ後)がよく、もう一杯飲みたくなるような酒」ということを、どこかで覚えておいてください。
「ブランド」や「会社の大小」などで選ぶのではなく、自分の「舌」で美味しいものに当たれば楽しいですよ。その楽しみを繰り返せば舌も肥えるでしょう。まだまだ世界には知らないお酒や、美味しいものがたくさんあります。おいおい紹介しますので楽しみに。
久しぶりに大阪の山を歩く。場所は「関西空港」の東南側、海から10kも離れているだろうか。
「永楽ダム湖を挟んで回遊するようにハイキング道が整備されており、見晴らしのいい展望台やらベンチなど休憩所が設けられ歩き易い」。とガイドブックにある。
7日、そのコピーを携えJR天王寺駅から快速で熊取駅へ。バスに乗り換え高校野球で有名な「波商学園」へ。ここから山を目指して歩き出す。
この冬一番の寒波も昨日まで。風も弱く日差しもあって絶好の天気。最初に着いたのが「町営キャンプ場」。
新設のキャンプ場だから地図にはない。係員に念のためルートを尋ね指示通り歩いていくが、なんとなく不安なのですれ違う男性にもう一度道を尋ねた。
阪和道の高架をくぐったところで道標を確認。無事登山口に着く。
丸太が敷かれた階段道に不安がる貴子さん。前回「三輪山」の後、筋肉痛で一週間動けなかったとか。この日のためよく歩いてトレーニングしたという。今回その成果はいかに※。
登りつめて約40分。樹林の間から関空が覗くと「雨山」312mの山頂が近い。大阪湾越しに六甲山も霞んで見えている11:55。
雨山には昔、城があったという。馬場や月見亭など当時の名が今に残る。
月見亭は山の裏(山側)。「犬鳴山」、「和泉葛城山」の山並みが続くパノラマポイント。
転げ落ちそうな斜面で、絶景を見ながら昼食とした。ポカポカ陽気なのがいい。
近くの登山者にもう一度道を聞いて出発。
小ピークを登り下りし分岐点を言われた通り下っていくと、「道が違う」とその登山者に呼び止められた。
谷を挟んだ山の頂に「展望台」が見えた。足元に永楽ダム湖も見える。
ここで初めてコースの概要と、我々が逆コースを歩いてきたことを知った。
でもそれが幸いした。呼び止められずに、そのまま下れば本来のルートだが、一旦下ってまた同じ高さまで登り直さねばならない。恐らく倍の時間がかかるし、第一、展望台の高さを見ると気力も湧かない。
呼び止められ大正解。「軟弱」を反省しながらコース半分で中断して山を下った。
下り着いて思い出されるのは、キャンプ場の係員の指示でよかったこと。ガイドブックに従うと、急で長い登りに泣いていたことだろう。
たかが「公園」 と軽く見たのがいけなかったが、結果良しなら間違いもいいもんだ。
※貴子さんの後日談:歩いてトレーニングしたのが良かったか、後の銭湯が良かったのか全く足は痛くなかったとのこと。
参加者:東山 二郎 浜本 弘昭 多口 貴子 小出 登
今夜の銭湯:「源ヶ橋温泉」 大阪天王寺 環状線「寺田町駅」下車。
大屋根に「シャチホコ」。中屋根に対の「自由の女神像」が。入浴とNEWYORKを掛けたという。ホテルのロビーを思わす豪華な内装に、広々した浴槽。イチオシ温泉だ。(大阪府指定文化財)
今夜の反省会:天山閣 上本町ハイハイタウン店B1 近鉄「上本町駅」すぐ。
通路の壁に沿って一直線に伸びたカウンター。酒肴は豊富でノレンを肩に一杯、もう一杯…。ノレンだけが通行人と区分する大阪らしい店。イクベシ。
次回: 兵庫県加古川市 「高御位(たかみくら)山」を登る
3月14日(日)JRさくら夙川駅8:30集合。8:40普通電車乗車 芦屋駅乗り換え 8:44新快速姫路行き乗車(大阪駅発8:30) 加古川駅下車9:22 バス鹿嶋神社行き 9:50発 北池下車
その他:弁当持参 雨天中止。
「播磨富士」とも呼ばれている高御位山は標高304m。奈良の三輪山と同じ、山そのものがご神体で、麓に神社を祭る。
通常、山は樹林に囲まれ、日差しや風除けにもなるが、この山は野ざらし。夏は熱射で登山は不向きだが、3月なら気温と見晴らしの点で適している。
ルートは北山鹿嶋神社→長尾登山口→高御位山山頂→鹿嶋山→鹿嶋神社を経由する縦走登山。山頂からは瀬戸内海に浮かぶ淡路島・家島、姫路や六甲山など360度の展望が楽しみである。
日時:3月14日(日)JRさくら夙川駅8:30集合 8:41発普通電車乗車 芦屋駅乗り換え 8:44進快速姫路行き乗車(大阪駅発8:30) 加古川駅9:22下車 9:50バス鹿嶋神社行き乗車 北池下車
その他:弁当持参 雨天中止。
3月は列車時刻改定月。要確認。
京都の「哲学の道」の川が琵琶湖の疎水ということをご存知か。明治の初め首都が東京に移ったため、京都の産業振興から起工されたという「琵琶湖疎水」。今でも京都市民に毎日200万立米もの水を供給しているそうだ。
湖畔の「京阪三井寺駅」がスタート点。京都まで続く堰堤には桜が植えられ、名所となって親しまれている。
疎水に沿って山科を越え京都を目指そう。時間が許せば南禅寺の蹴上まで足を伸ばす。
スタートからゴールまで、桜・さくら・桜…。桜づくしのウオ-キング。好天を祈ろう。
日時:4月11日(日)JRさくら夙川駅8:10集合 8:16発普通電車乗車 尼崎駅乗り換え 尼崎駅発8:37新快速近江今津行き乗車 大津京駅下車9:26(芦屋駅8:29 大阪駅8:45)。
その他:弁当 風呂用具持参 雨天中止。
列車時刻は3月以前のもの。改定されることもあるので、要確認。

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